The Rules

レースのルール

2艇のヨットが出会ったとき、どちらが優先?
ルールをおぼえてレースを楽しもう!

Contents

もくじ

Right of Way

どっちがよける?

航路権を知ろう

10
第10条2回転ペナルティ

ポート・スターボード

ポートは、スターボードをよけなければならない。

「スターボー!」と声をかけられたら、自分がポートタックならよけよう。スターボード艇のスターンを通るか、早めにタックしてよけるよ。

11
第11条2回転ペナルティ

カミ・シモ

風上艇と風下艇

同じタックでオーバーラップしているとき、風上(カミ)の艇は風下(シモ)の艇をよけなければならない。

🎓 上級編
  • 風下(シモ)艇は、クローズホールドより上(風上)にのぼることができる。
  • ただし、後ろ(クリア・アスターン)からオーバーラップした風下艇は、クローズホールドより上にのぼってはいけない。第17条のプロパーコース(その艇がふつうに速く走るコース)を走る必要がある。
12
第12条2回転ペナルティ

前と後ろ

クリア・アスターン

同じタックでオーバーラップしていないとき、後ろの艇(クリア・アスターン)は前の艇をよけなければならない。

後ろから追いついたら、ぶつからないようにコースを変えて追いこそう。

Limitations

制限

権利があっても守るべきルール

14
第14条損傷があれば罰則

ぶつからないようにする

ぶつからない

できるだけ、ほかの船とぶつからないようにしよう。たとえ自分に権利があっても、ぶつかりそうならよける努力をしないといけない。

15
第15条2回転ペナルティ

権利をえた時

新しく航路権をえた艇は、相手艇がよけるための時間とスペースを与えなければならない。いきなりぶつかりそうになるのはダメ。

16
第16条2回転ペナルティ

急にぶつけない

コースを変えるとき

権利があっても、相手がよけられるようにしなければならない。急にのぼったり、おとしたりして相手にぶつけたりしたらダメ。

🎓 上級編
  • ポート・スターボードで、ポートがよけ始めているのに、スターボードがわざと落として(コースを変えて)ぶつかるコースにへんこうするのはダメ。結果的にスターボードがよけることになっても、これはスターボードが16条違反。
17
第17条2回転ペナルティ

プロパーコースの制限

風下から追いついてラップした艇は、プロパーコース(その艇にとってふつうに速いコース)より風上にいけない。つまり下に入ってひつよう以上にのぼるのはダメ。

🎓 上級編
  • でも、風上から追いついた場合はプロパーコースは使えない。追いつかれた船は、風位(ヘッド・トゥ・ウインド)を越えなければ、どこまでものぼることができる。
At the Mark

マークをまわるとき

マークを回るときのルール

18
第18条2回転ペナルティ

マークは内側優先

マーク・ルーム

前の船がマークの3艇身(ゾーン)に入ったとき、外側の船は内側の船にルーム(回るスペース)を与えないといけない。

ゾーンに入った時にラップしている

前の船がゾーンに入る時点でのラップしてるかどうかがポイント。ラップしていたらうちがわにルームをあげるひつようがある。

ゾーンに入った時にラップしていない

スターンに追いついていない場合、後ろの船に権利はない。あとから追いついても前の船をよけないといけない。無理やり内側に入ってはいけない。

🎓 上級編
  • タックをすると、マーク・ルームの権利を失う。
  • 前の艇がゾーンに入った時点でオーバーラップがなければ、前の艇が先に回れる。後ろの艇がゾーンに入ったときにオーバーラップしていても、それは遅い(間に合わない)。
  • フィニッシュ・マークではルームを要求できない。
  • スタートでも、アウターや本船のルームはもらえない。第10条で負けてしまうので、本船に入るときは注意しよう。
Other Key Rules

そのほかの大事なルール

23
第23条2回転ペナルティ

バックしている時

バックしている船は権利がない。

スタート前はとくに注意しよう。

31
第31条1回転ペナルティ

マークタッチ

レース中、マークに触ってはいけない。もし触ってしまったら、すみやかに1回転のペナルティをして解消しよう。

ペナルティはすみやかに回らないとダメだよ。

42
第42条ジャッジ判定

こいだり、あおったらダメ

ヨットを進めるために使っていいのは、風と水の力だけ。

セールをくり返しあおる(パンピング)、船をゆらす(ロッキング)、舵で水をかく(スカリング)はぜんぶダメ。自然の力だけで走ろう。

44
第44.2条すぐに回る

ペナルティ・ターン

すぐにまわる

ルールを破ってしまったら、ペナルティ(回転)をすみやかに(すぐに)まわらないといけない。

69
第69条失格

シーマンシップ

シーマンシップにはんする行為をしてはならない。ぼうげんや、ズルは一番重いルール違反だよ。

このルールに違反すると、そのレースだけでなく大会全体から失格になることもある。

きほんの航路権 3つをおぼえよう

❶ ポートタック艇はスターボードタック艇をよける (10条)
❷ 風上艇は風下艇をよける (11条)
❸ 後ろの艇は前の艇をよける (12条)

セーリング競技規則 2025-2028 きほん編